「Kubernetes 完全ガイド」を読んだ
こんにちは。
読書の秋ということで、小説・技術書ともに消化が捗っています。
小説は村上春樹にはまってます。
今日は、「Kubernetes 完全ガイド」を読んだのでその記録です。
読んだモチベーション
読もうと思った理由は、業務でk8s (GKE) を使っているのですが、普段はインフラ専門のエンジニアの方に管理して頂いてるのもあり、あまりガッツリ触る機会もなく、ふんわりとした知識しかなかったためです。僕が携わってるサービスは、マイクロサービスアーキテクチャを採用しており、k8sの理解を深めておくことで、よりよいアプリケーションの設計をするのにも役立つと思ったのも理由の1つです。
感想など
ページ数は650ページ以上あるので中々読みごたえがありました。
構成は、
- Docker の復習と「Hello, kubernetes」
- なぜ Kubernetes が必要なのか?
- Kubernetes 環境の選択肢
- API リソースと kubectl
- Workloads APIs カテゴリ
- Service APIs カテゴリ
- Config & Storage APIs カテゴリ
- Cluster APIs カテゴリと Metadata APIs カテゴリ
- リソース管理とオートスケーリング
- ヘルスチェックとコンテナライフサイクル
- メンテナンスとノードの停止
- 高度で柔軟なスケジューリング
- セキュリティ
- マニフェストの汎用化を行うオープンソースソフトウェア
- モニタリング
- コンテナログの集約
- Kubernetes 環境での CI/CD
- マイクロサービスアーキテクチャとサービスメッシュ
- kubernetes のアーキテクチャを知る
- kubernetes とこれから
1 ~ 3章はDockerの復習やk8sとは何かという感じでした。
4章がいきなり kubectl や k8s のリソースなどについて解説がされていて、僕がまだあんまりk8sの全体像が分かってない状態だったので、ちょっとこの本は早すぎたかもと思って一旦読むのをやめました。それで前の記事でも書いた 「イラストでわかるDockerとKubernetes」 を読んでから、 続きを読みなおしました。
ishikawa-pro.hatenablog.com
「イラストでわかるDockerとKubernetes」を読んだおかげで、コンテナ技術や k8s が裏で何をしているかなどについてある程度理解したおかげで、それ以降の章は特に苦戦することなく読むことができました。
4 ~ 8 章がk8sのリソースに関する説明を1章ごとに分けて説明されていました。 k8sを扱ったり理解するうえで大事な基本的な部分だったので勉強になりました。
9 ~ 12章も実際にk8sで開発するうえで関わってきそうな内容が多かったです。
13章のセキュリティ関しては、SericeAccountなどの基本的なところから 、SecurityContext とか普段あんまり触らないところも多かったので、部分的に軽めに流したりしながら読みました。
14 ~ 18章は、k8s に関する周辺のツールやサービスなどの紹介で、実際に業務で使ってるものや知らないものなどもあって結構楽しく読めました。
19 ~ 20章は、 「イラストでわかるDockerとKubernetes」 の内容と重複してる部分が多かったので復習がてら読みました。
僕は、実際に業務で使ってるマニフェストなどを見たり、こう書き直したりもできるかななど考えながら、理解を深めていく感じで読み進めました。
かなりページ数が多くて読みごたえのある本ですが、おかげでk8sに対する苦手意識がかなりなくなったのでよかったです。
最近は技術書を読む習慣がついてきたので、この調子で継続して勉強していきたいと思います。