ishikawa_pro's memorandum

若手webエンジニアの備忘録です.

Swift Node.js Docker AWS etc...色々やります。

iOSの読み上げ機能で本を読むと捗る話

こんにちは。
ここ1ヶ月半くらい仕事が忙しくて、あんまりブログの更新ができていませんでした。
今日は、会社の上司に教えてもらった読書の方法についてです。
ぼくはこの方法で本を読むようにして、本を読む時間を爆増させることができました。
やってる人は結構いそうですが、色々な人におすすめしたいのでブログにまとめておきます。

これまでの読み方

技術書を効率的に読むために、これまでいろいろ試行錯誤してきました。
たとえば、↓の記事で書いたように精読しすぎないようにして読み進めて、1冊に時間をかけすぎないようにするなど意識していました。
ishikawa-pro.hatenablog.com

また、物理本の方が個人的に読みやすいので、電子書籍をやめて今年から物理本に回帰したりもしていました。

教えてもらった方法

会社の上司に教えてもらった読書方法は、電子書籍iOSアクセシビリティにある「読み上げコンテンツ」機能を利用し、音読してもらう方法です。
上司はこれを利用してビジネス書などを読んでいるらしいです。

やり方は簡単で、

  1. iOS の「設定」アプリで「アクセシビリティ」の項目に行く
  2. アクセシビリティのページにある「読み上げコンテンツ」の設定に行く
  3. 読み上げコンテンツの設定で、「画面の読み上げ」を有効する

これだけです。

読み上げコンテンツの設定方法

設定が終わったら、 「kindle」 や 「ブック」アプリで読みたい本を開いて、指2本で画面上部から下へ向かってスワイプすることで、読み上げが開始されます。
開いているページの読み上げが終わると、自動で次のページへ移動して読み進めてくれます。

読み上げ機能で本を読むメリット

個人的に感じているメリットは3つあります。
1つ目は、当たり前ですが自分の目で読まなくてもいいので、移動しながらや家事をしながらでも本が読める点です。
紙でも電子でも、本を読む際は自分の目で読む必要があるため、基本的に本を読んでいる間はそれ以外のことはできません。しかし読むという行為を機械にやらせることにより、音声によって受動的に内容が入ってくるため、他のことをやりながらでも本を読めるようになります。

2つ目は、本やタブレットなどを使う必要がなく、 iPhone とイヤホンがあればいい点です。技術書はスマホサイズの画面だと小さすぎるため、本かタブレットで読む人が多いと思います。
そのため、通勤中や外出先でも本を読みたい場合は、従来の読み方だと本かタブレットを持ち歩かないといけませんでしたが、読み上げ機能の場合はそれが不要になります。
スマホは大抵どこへ行く時も持ち歩いてるので、ちょっとした空き時間ができた時などにも本を読み進められるようになり、読書時間をさらに捻出できるようになります。

3つ目は、人によると思いますが、僕は音声で読み上げてもらった方が、普通に読むよりも集中して読書できることに気づきました。
僕は、人の声が頭に入ってきやすい体質なので、読み上げてもらった方が逆に他のことに気を取られなくて集中して本を読むことができる気がします。
また、文字を読むという行為自体が意外と集中力とエネルギーを使うようで、それを機械にオフロードすることで読書する心理的障壁を下げて、読書する機会が増やせたと思います。

向いている本

全ての本が読み上げで読めるわけではありません。
技術書でもサンプルコードが多いような本だと読み上げには向いていません。
文字が多い系の技術書やビジネス書などがいいと思います。
あと、ウェブ上の記事なども読み上げに向いていると思います。
safari のリーダー表示を使って、コンテンツに関係ない文章をなるべく減らすことで読み上げ機能が利用できると思います。(ぼくはあまり使い込んではいない)

自分の読書時間の変化

まずは通勤中の読書時間の変化についてです。
僕は会社まで、ドア to ドアで30分くらいのところに住んでおり、バス5分+電車10分+徒歩15分 という内訳です。
今までのやり方だと、バスと電車の時間しか本が読めなかったので、移動時間の半分以下くらいしか本が読めていませんでした。
しかし読み上げ機能のおかげで、歩いている最中でも本が読めるようになり、通勤中全ての時間を読書に充てることができるようになりました。

また、何かをしながら読書をすることができるようになったため、朝起きて会社に出るまでの支度をしている30分間くらいも本が読めるようになりました。
あとは、会社で一人でご飯を食べる時や休憩でコンビニや会社のカフェスペースに行く時なども読書にあてることができるようになりました。

そういう感じで、何かと並行して本を読むことができるようになったので、毎日トータルで1~1.5時間くらいは本を読むことができるようになったと思います。

その他

読み上げ機能の機械的な音声で本が読めるか懐疑的な人もいると思います。
しかし iOS16 から siri の声がアップデートされており日本語をかなり流暢に喋るようになりました。 そのおかげで、本もかなり自然な喋り方で読み上げてくれるようになっています。
音声は3種類とそれぞれに拡張版が用意されているので、聞き取りやすい声を探してみると思います。

あと、以前ブログで紹介した HUAWEI Eyewear との相性が抜群なのでおすすめです。
メガネをかけていればいつでも読書が開始できるし耳を塞ぐ必要がなくなるので読書体験があがります。
ishikawa-pro.hatenablog.com

実際に読んだ本

システム運用アンチパターンを読み切りました。
電子書籍で半分手前くらいで読むのが止まっていましたが、読み上げ機能を使い始めて1週間以内くらいで読み終わりました!
内容も良かったので別途ブログにします。
www.oreilly.co.jp

まとめ

今日は、iOSの読み上げ機能を使った読書術について紹介しました。
このやり方を教えてくれた上司には大感謝です。
ぼくは積読を猛スピードで消化中なので、みなさんもぜひ試してみてください!