こんにちは。
今日は AI サービスネタです。
6月にフランスへの新婚旅行を予定しています。パリを中心に滞在する予定で、レストランや観光地などを事前に調べる必要があります。
せっかくなら AI エージェントを使ってみようと思い、中国のスタートアップが開発したAIエージェント「Manus」を使ってみることにしました。
Manusとは
Manusは、Butterfly Effect AI(Monica)が開発した自律型AIエージェント。ユーザーの曖昧な指示をもとに、複雑なタスクを計画・実行する機能を持っている。複数のLLM(大規模言語モデル)を組み合わせて動作し、最終的な出力は整形されたウェブサイト形式で公開したりできる。
エンジニアの人なら、汎用型の Devin だと思って貰えばわかりやすいかもしれないです。
現在は招待制で、誰かから招待してもらうか、公式サイトから申請して招待を待つ必要があります。
ぼくは、別の用途で Manus を使ってみたかったので、公式サイトから申請したらすぐに招待がきました。
レストランの一覧を作成
Manusには、まずはパリでのディナー候補をリストアップしてもらいました。
以下の情報を渡した:
- 予算
- 苦手な食材
その結果、15分ほどで以下のような一覧ページが生成されました。
下記のような感じで、進捗や結果を報告してれます。

下記は実際に作成されたウェブサイトです。

下記の情報を8店舗分画像付きでまとめてくれました。
- シェフ
- 特徴
- 予算目安
- 苦手食材注意点
- 雰囲気
- ドレスコード
このページを妻に LINE で送って、みて貰えばよかったので、体験としてはよかったです。
各レストランの詳細調査
さらに気になったレストランについては、個別で調査しました。
Manus はタスクごとにクレジットを消費していくので、調査までやらせるとクレジットがもったいないです。
なので次は ChatGPT で調査をして、結果を Manus に渡して WebSite として公開するという流れでやりました。
下記がその例です。



この程度の作業であれば、15分ほどでデプロイまで完了しました。 事前に調査した内容を渡してホストするだけであれば、画像収集とコーディングとデプロイ作業だけなので、 200 クレジットくらいで済みました。
所感
出力結果がウェブサイト形式で共有できるため、他の人との相談や記録にも使いやすかったです。
また、フランスのレストラン公式サイトは英語対応されている場合もあるが、実際にはメニューなどがフランス語のままで、内容がわからないことが多かったです。そのため、ChatGPTやManusに日本語で要約してもらえるのは非常に便利だった。
さらに、妻に画像付きで見やすい形式の情報を共有したいとき、LINEではテキスト中心になってしまい、Notionに転記するのも手間がかかります。Manusで生成されたページはURLを送るだけで済むので、その点でも使い勝手がよかったです。ただし、誰でも閲覧できる形式でホストされるため、プライベートな情報は記載しないよう注意が必要です。
作業自体は本当に自律的にやってくれて、作業が終わったりユーザーからの指示が必要な場合は Push 通知で知らせてくれるので便利です。
ChatGPT などの他のAIサービスを契約している場合、調査などのタスクは ChatGPT でやって、 WebSite として公開するようなタスクを Manus にやらせるという分業をさせた方が、クレジットを節約できていいかなと個人的には思いました。
まとめ
今回は Manus を使って、旅行に関する情報を収集・整理してみました。
中国企業ということもあり、仕事には使えないですが、こういう使い方ではとても便利ですね。
NotebookLM をはじめ、情報の収集・整理の質や速度が劇的に変化しているなとよく感じます。
タチコマみたいなAIエージェントの完成も近い気がしますね。
招待コードが余っているので、知り合いの方で使ってみたい方がおられたら招待するので連絡ください。